インスライナー

貴方が紐をほどくので。 枕を共に微睡む前に、 やらねばならぬ事もある。 垂れる汁拭きゴム縛り、 総てティッシュに包むれば、 消えにしキャミとブラパンツ。 物思ふ賢者むなしき睦言に、 背を向け零す恨めしや。 絡む下紐、あな悲しや。 事を致せば...

遠距離キライ。 地元に置いてきた年上彼女とは遠距離中。 都会の忙しさから何かと放置気味だけれど、特に文句もなく。 自立した大人のお姉さんって、面倒臭くなくてイイネ! ――んなこたぁない。 L○NE三秒で返信くる。敬語で。 “行きます”つった...

彼女といつもの。 初々しくドキドキするような恋人ライフは遠い昔。 好きも嫌いもスケベも当たり前。 濡れたパンツの恥じらいよりも、明日の替えを心配するような、そんな彼女。 ラーメン食ってすぐロデオダイエットしたり、ネカフェでちんこ舐めたり。 ...

こう、お姉ちゃん(年下)っぽく。 ――お姉ちゃんが欲しかったんだ。 何でも受け入れてくれる包容力。 ときに甘やかし、ときに叱ってくれる母性。 そして何より、豊満ボディといじめてくれるSっ気。 でも、いなかった。 実姉も従姉も田舎のお姉ちゃん...

いいえ、わたしは天使です。 ボウタイにハーフパンツのキュートな若さま――だったのは以前のお話し。 スーツを纏う時分には、旧家の財布は火の車。 事業も資産もすかんぴんでございます。 そびえ立つ抵当クソ屋敷に頭を抱え日々あくせく働く、若さま改め...