俺、理解ある幼馴染やめるから。だってそれじゃ手に入らないって分かったし…―
岡崎彩乃(28)には小さい頃にお隣に引っ越してきて以来仲のいい幼馴染、七宮司(28)が居る。
昔は無邪気に遊んでいた2人だが、彩乃は年を重ねるにつれ埋めようのない格差を感じた。方や大手製薬会社の創業家の一人息子、バース性はαで容姿端麗で文武両道。
自分は偶然彼の実家の隣に家があっただけの、ごくごく平凡な人間でバース性もβだ。周囲からの目線にも苦しみ、一度は彼との交友をやめようと切り出したものの
尋常ではない取り乱し具合に押され、最終的には身の丈にあった程よい関係を
築きたいという考えに理解も得られたので、友達のままでいることに。――…今思えば、きっとあの時には…いいやもっと前から彼は歪んでいたのかもしれない。
時は流れ社会人になり、いい加減幼馴染とばかり過ごすのも良くない、
自分も自分の人生を考えなければと思い立った彩乃は初めての彼氏を作った。
しかしその裏で、一見「理解ある幼馴染」になったように思えた彼は
虎視眈々と確実に手に入れるための準備をしていて……――【全力でヤンデレなαの幼馴染に雁字搦めにされる話です】
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・【本文54P】+表紙1P+裏表紙1P+オメガバース解説1P+奥付+α 1P 合計58P
・オメガバースを知らない方向けに簡単な解説ページも同梱しています。初めての方も良ければどうぞ!
・ハート喘ぎ・断面図などを含みます
・タイトル通り、より確実に退路を塞ぐためなら手段は選んでこないタイプのヤンデレです
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