■ストーリー
西暦2282年。すでに過剰な人類を擁した地球は、人口調整の限界を迎えていた。
宇宙進出計画も実現せず、人々は地球と運命を共にするしかなかった。
だが、そんな人々の悲嘆に暮れる姿を見た”神”は彼らに試練を与えた。
それは絶望していた人々にとって奇跡的な出来事であった。
その年の5月、300年近い昔に行われた「世紀単位銀河系探索計画」の無人探索船から、
植民可能な惑星「オムニ」発見の通信が届いたのである。
彼らはもてる科学力を駆使して、人口冬眠を利用した移民船を建造し、
新天地オムニに200年で50億人の移民を計画した。しかし、オムニまでは160年の時間が必要であり、
移民計画の第一陣が到着した時には、予定人数の大半が地球を出発していることになる。
この計画の成功は全て先発する植民者の努力にかかっていたのである。
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