「慰めるだけなら、そんな恋人みたいな抱き方しないで」
恋人の浮気が原因で失恋したサラリーマンの指尾裕介(さしおゆうすけ)。やけ飲みをしに立ち寄った料理店の店主、元原(もとはら)に寂しさからつい本音を漏らしてしまう。元原の「慰めてあげましょうか」の言葉にうっかり揺らぎそうになるも、すんでのところで冗談だとからかわれてしまう。
「お客さんそんなチョロいから、浮気なんかされちゃうんじゃないですか」
元原の一言に、真っ赤になってこんな店二度と来ないと怒号を飛ばす指尾だったが、ふとしたきっかけで翌日再会することに。昨日に続いて本気ともからかいとも取れない元原の言葉に、徐々に惹かれていってしまう。本文40p/PDF販売
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