■あらすじ■
人間が住む国より、はるか遠く離れた『亜人たちが暮らす大陸』で、
ある時争いが起きた。オークとゴブリンが結託しエルフの国とドワーフの国を急襲。
エルフ・ドワーフは同盟を結び、旧友であるヴァンパイアの王も加勢して
これに反抗したが、オークとゴブリンの勢いを止めることはできず、
遂には首都へと侵攻、陥落は目前に迫っていた。そこに一人の男が現れる。
男は祖国である人間の国で魔法を極めた後、自身の見識を広げる為、世界を旅していた。
たまたま亜人たちの大陸に立ち寄ったことで、本来関わるつもりの無かったこの戦いに
エルフ・ドワーフ側として参戦。男の持つ『魔法』の威力はすさまじく、加勢後一気に形勢は逆転、
そのままオーク・ゴブリン達を撤退させたのだった。かくして
亜人たちにとって未知である魔法の力をもってエルフ・ドワーフ達の窮地を救ったその男は
『英雄』と呼ばれ、国が立ち直るまでの間エルフ国の賓客として滞在するよう両王に懇願されたのだった。そして――。
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■登場人物■
・ジル
本作の主人公。人間の魔法使い。
亜人の国の争いを治めた事で『英雄』と称され歓待されることになる。———————————————————————–
・ロゼッタ
ヴァンパイアの王。齢1000以上と噂されているが、本当の年齢は誰も知らない。
普段は引きこもっており、眷属以外と接さないことからプライドが高く
コミュニケーションが苦手である。エルフ王とドワーフ王と旧知の間柄で、助力を請われ今回の争いに加勢した。
その争いのさなか偶然主人公に出会い、それ以来気になっているものの
経験不足からどうしていいかわからず、何も出来ないままでいる。———————————————————————–
・アウラ
エルフ王の長女。上に一人兄がいる。一見大人しいように見えるが、頭が良くしっかり者。
出来のいい兄が傍にいる事で『自分もきちんとしなくてはいけない』
という責任感を常に持っている。
しかしその抑圧から、セックスは虐げられる事を好む。
裏表なく、素直なメルニスを実は羨ましく思っている。———————————————————————–
・メルニス
ドワーフ王の一人娘で、王位継承者。ドワーフ特有の男勝りな性格で、よくも悪くも裏表がない性格。
直情的であり、真逆の性格のエルフのアウラとは何かと意見が
ぶつかることが多い。
『交尾は気持ちよくなれるから大好き』と積極的である。———————————————————————–
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